日なたの部屋 第十四回

どうも皆さんこんにちは、今日は快晴の中で日なたの部屋、やっていきたいと思います。天気がいいのは、気分的にありがたいのですが、どうも汗をかきすぎるのが嫌なところです。

 

こんな日に講義室からちょっと外を見ると、自然の中の大学キャンパスということもあって、近所の幼稚園から児童がやってきて、自然を満喫しながら散歩をしているんですよ。実のところ、木々は人為的に植えられたものなのですが、そこから勝手に成長しているので、これを自然と言うのは「正しくない」というわけではなさそうです。少なくとも子供たちにとっては「厳しくない」自然ですから、のびのびと育てるにはもってこいでしょう。

 

そうして子供たちは「自然」を学習するわけですが、実際の自然はそう甘くはなくて、天候によって地滑りが発生し、ハチやムカデといった毒をもった虫がそこら中に存在し、時としてクマにも襲われるんです。そのような自然は、当然ヒトにとっては生きづらく、だからこそ開拓を始めたんでしょう。よく「自然を大事に」と聞きますが、そこでよく用いられている言葉の意味とは「ヒトによってある程度開拓され、ヒト以外の生物とヒトの世界が交差する場所」すなわち里山のことだというのを、私たちは忘れてはならないのでしょう。自らの弱さ・限界を知り、その上で上手く自然と付き合う、大学キャンパスで行われている散歩とは、それを教えるためのものではないかと思うのです。